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第3話|空き家は売る?貸す?残す?失敗しない判断基準とは

第3話|空き家は売る?貸す?残す?失敗しない判断基準とは

はじめに

前回は、相続した空き家で最初に確認すべき7つのポイントについてご紹介しました。

名義や建物の状態、相続登記などを確認すると、次に多くの方が悩まれるのが、

「この家は売った方がいいのだろうか?」
「賃貸にした方が収益になるのでは?」
「思い出のある実家だから残しておきたい…。」

という問題です。

実は、この問いに対する「正解」は一つではありません。

空き家の立地や建物の状態、ご家族の状況によって最適な選択肢は異なります。

今回は、「売る」「貸す」「残す」という3つの選択肢について、それぞれの特徴や判断基準をご紹介します。

選択肢① 売却する

利用する予定がなく、今後も住む見込みがない場合は、売却を検討するのも一つの方法です。

売却のメリット

  • 維持管理の負担がなくなる
  • 固定資産税や管理費の支払いが不要になる
  • 現金化できるため、相続人同士で分けやすい
  • 将来の老朽化リスクを避けられる

売却をおすすめしやすいケース

  • 遠方に住んでいて管理が難しい
  • 相続人全員が売却を希望している
  • 空き家を利用する予定がない
  • 建物の状態が比較的良い

選択肢② 賃貸として活用する

立地や建物の状態によっては、賃貸住宅として活用する方法もあります。

家賃収入を得ながら、建物を維持できる可能性があります。

賃貸のメリット

  • 家賃収入が期待できる
  • 人が住むことで建物の劣化を防ぎやすい
  • 将来的に自分や家族が住む選択肢も残せる

注意したいポイント

  • リフォーム費用が必要になることがある
  • 入居者が見つからない可能性がある
  • 管理や修繕の対応が必要になる

賃貸は、立地条件や地域の需要を十分に確認したうえで判断することが重要です。

選択肢③ そのまま所有する

「思い出があるから残しておきたい」という理由で所有を続ける方もいらっしゃいます。

もちろん、それも大切な選択肢の一つです。

しかし、所有し続ける場合には、管理責任が伴います。

所有を続ける場合に必要なこと

  • 定期的な換気
  • 草刈りや庭木の手入れ
  • 建物の点検
  • 防犯対策

「残す」と決めた場合でも、適切な管理を続けることが資産価値を守ることにつながります。

判断するための4つのチェックポイント

空き家をどうするか迷ったときは、次の4つのポイントを確認してみましょう。

① 将来住む予定はありますか?

将来的に自分や家族が住む予定がある場合は、所有や賃貸という選択肢も考えられます。

一方、住む予定がまったくないのであれば、売却を含めて検討する価値があります。

② 建物の状態は良好ですか?

建物の状態によって、活用方法は大きく変わります。

大規模な修繕が必要な場合は、売却や解体を含めて検討した方が良いケースもあります。

③ 維持費を負担できますか?

空き家を所有している限り、

  • 固定資産税
  • 火災保険
  • 修繕費
  • 管理費

などの費用がかかります。

これらを無理なく負担できるかどうかも重要な判断材料です。

④ 家族全員の意見はまとまっていますか?

相続した空き家は、一人の判断だけでは進められない場合があります。

相続人全員で十分に話し合い、将来を見据えた方向性を共有しておくことが大切です。

「正解」を探すより、「自分たちに合った選択」を

「売るべきですか?」
「貸した方が得ですか?」

このようなご質問をいただくことがあります。

しかし、不動産には一つとして同じ条件のものはありません。

立地、建物の状態、周辺環境、ご家族の状況によって、最適な選択肢は変わります。

だからこそ、「一般論」で判断するのではなく、ご自身の状況に合わせて考えることが大切です。

まとめ

空き家には、

  • 売却する
  • 賃貸として活用する
  • 所有し続ける

という主な選択肢があります。

どれを選ぶかは、不動産の状態やご家族の考え方によって異なります。

大切なのは、「まだ決めなくてもいい」と先延ばしにするのではなく、現状を把握し、将来について考え始めることです。

迷ったときには、複数の選択肢を比較しながら、ご自身やご家族にとって最適な方法を見つけていきましょう。

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次回予告

第4話「空き家を売却する前に知っておきたい査定の仕組みと高く売るコツ」

「査定価格=売れる価格」ではありません。

次回は、不動産査定の仕組みや、空き家をできるだけ有利に売却するためのポイントについて、わかりやすく解説します。

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