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第4話|空き家を売却する前に知っておきたい査定の仕組みと高く売るコツ

はじめに
前回は、相続した空き家を「売る」「貸す」「残す」という3つの選択肢についてご紹介しました。
その中でも、「利用する予定がない」「管理が難しい」という理由から、売却を検討される方は多くいらっしゃいます。
しかし、売却を考え始めると、
- 「査定って何を調べるの?」
- 「査定価格で売れるの?」
- 「少しでも高く売るにはどうすればいいの?」
といった疑問が出てきます。
今回は、空き家を売却する前に知っておきたい査定の仕組みと、売却を成功させるためのポイントについて解説します。
査定価格とは?
不動産会社が行う査定とは、「現在の市場でどのくらいの価格で売却できそうか」を予測することです。
査定価格は、不動産会社が過去の取引事例や周辺相場、市場動向などをもとに算出します。
つまり、査定価格は「目安」であり、「必ずその価格で売れる」という保証ではありません。
売り出し価格の設定や販売戦略によって、実際の成約価格は変わることがあります。
査定価格は何を基準に決まるの?
査定では、さまざまな要素を総合的に判断します。
① 立地条件
- 最寄り駅までの距離
- スーパーや病院など生活施設の充実度
- 学校区
- 周辺環境
立地は、不動産の価値を左右する大きな要素です。
② 土地の条件
- 土地の広さ
- 接道状況
- 土地の形状
- 境界の明確さ
同じ面積でも、形や道路との接し方によって評価は変わります。
③ 建物の状態
建物の築年数だけでなく、
- 外壁
- 屋根
- 室内の状態
- 水回り
- シロアリ被害の有無
なども確認します。
日頃から管理されている建物は、購入希望者にも良い印象を与えます。
④ 周辺の売却事例
近隣で実際に売れた物件の価格は、査定の重要な参考資料になります。
市場の動きを把握しながら、適正な価格を判断します。
高く売るために大切な5つのポイント
① 相場に合った価格で売り出す
「少しでも高く売りたい」という気持ちは当然ですが、相場とかけ離れた価格では問い合わせが減り、結果として売却期間が長くなることがあります。
適正価格で売り出すことが、早期売却にもつながります。
② 建物をできる範囲で整える
大規模なリフォームは必ずしも必要ではありません。
しかし、
- 室内の清掃
- 庭木の手入れ
- 不用品の整理
を行うだけでも印象は大きく変わります。
第一印象は、購入希望者の判断に大きく影響します。
③ 必要書類を準備する
売却では、
- 登記事項証明書
- 固定資産税納税通知書
- 建築確認済証や図面(保管されている場合)
などが必要になることがあります。
事前に準備しておくことで、売却手続きをスムーズに進められます。
④ 空き家だからこそ定期的に管理する
売却活動中も、
- 換気
- 清掃
- 草刈り
- 郵便物の確認
などを行うことで、内覧時の印象を良くできます。
「管理されている家」は、購入希望者に安心感を与えます。
⑤ 地域に詳しい不動産会社へ相談する
不動産は全国一律の商品ではありません。
地域の需要や価格動向を把握している不動産会社だからこそ、適切な販売戦略を立てることができます。
「査定価格」だけで判断するのではなく、
- 販売方法
- 売却実績
- 地域での活動実績
なども参考にしながら依頼先を選ぶことが大切です。
「高く売る」と「早く売る」のバランスも重要
売却では、「できるだけ高く売りたい」という希望と、「できるだけ早く売りたい」という希望のバランスを考えることも重要です。
例えば、
- 相続税の納付期限がある
- 維持費の負担を減らしたい
- 遠方で管理が難しい
といった事情がある場合は、価格だけでなく売却時期も重要な判断材料になります。
ご自身やご家族の状況に合わせて、無理のない売却計画を立てることが成功への近道です。
まとめ
空き家の査定価格は、売却価格の目安であり、必ずその価格で売れるわけではありません。
売却を成功させるためには、
- 適正価格を知る
- 建物を整理・管理する
- 必要書類を準備する
- 地域に詳しい不動産会社へ相談する
ことが大切です。
「できるだけ高く売りたい」と考えるだけでなく、ご自身の状況や目的に合わせた売却方法を選ぶことで、満足のいく結果につながりやすくなります。
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次回予告
第5話「空き家を賃貸にすると本当に儲かる?メリット・デメリットを解説」
「売却ではなく賃貸という方法も気になる。」
そんな方のために、次回は空き家を賃貸として活用する場合のメリット・デメリットや、事前に確認しておきたいポイントをわかりやすくご紹介します。

